北海道産・ヨーロッパ産の
チーズ専門店 コンテ
オンラインショップ

お問い合わせ 会員登録 カートを見る
HOME»  COLUMNTOP»  COLUMN04

COLUMN

足立唯(あだちゆい)の北海道チーズ巡り

「北海道のチーズについて、もっと詳しく知りたい!どんな人が作っているの?」
そんな声にお応えするために、月2回のコラムを連載いたします。
第四回目は、「
ニセコチーズ工房」(ニセコ)です!

「ニセコチーズ工房」(ニセコ)

この夏、ニセコチーズ工房が移転リニューアルオープン!

 チーズを作るのは、チーズ仲間から「ニセコの親父」「ニセコの父さん」と親しまれている創業者の近藤孝志さんと、2代目の近藤裕志さん。

お二人が移転先に選んだ場所は、自分たちと同じ名前のニセコ町”近藤”地区。偶然なのか、狙っていたのか…近藤さん親子がここに来ることを待ち望んでいたかのような場所で、ニセコチーズ工房の新たな幕が始まりました。

▲ニセコチーズ工房外観

大手流通企業に勤めていた父・孝志さんは、チーズ作りを志して退職後にフランスでチーズ作りを学び、宮城県蔵王でも日本のチーズ作りを学びます。個人で担うチーズ工房がまだまだ少なかった2006年にオープン以来、北海道のチーズ文化の裾野をグッと広げてくれた一人です。

2010年に息子の裕志さんが加わると、好奇心とチャレンジ精神でこれまでの北海道チーズにはなかった新しいチーズが次々と登場。赤ワインで漬けたチーズや、日本酒の酒粕で和えたチーズ等、飲ん兵衛なことでも有名な近藤さんならではのアイデアは流石!初心者向けのチーズからマニアックな通好みまで、手がけるチーズはおよそ20種類。
 

 

当店で人気のチーズは長期熟成のミモレット「二世古 椛 momiji」、ドライフルーツが見た目にも美しいデザートチーズ「二世古 雪花 sekka」、ナッツのような香ばしさを持つブルーチーズ「二世古 空 ku」。
たくさんの試行錯誤を繰り返しながら作られたチーズは多くの人を虜にし、国内のコンテストで数々の賞を受賞。さらにはチーズの国際大会でもその名を轟かせました。

 
▲ニセコチーズ工房店内

完成したばかりの店内に入ると、新築のいい〜香りにおもわず深呼吸!

ショップにはチーズの他、近郊で作られたワインに日本酒、クラフトビール、シャルキュトリー(サラミやベーコン等)も並び、このショップだけでお酒とつまみが揃う充実っぷり。
カフェスペースの窓から見えるのは、チーズにもピッタリな奥土農場さんの石窯パン工房。
大好きなチーズ工房とパン工房が目の前になって、私としては嬉しい限り。
ニセコを訪れる際はぜひともお立ち寄りくださいね。

▲二世古 椛 momiji

 

 

 

<筆者プロフィール>
足立唯/あだちゆい
北海道のチーズを食べるのが趣味のコンテスタッフ。
チーズ好きが高じて販売に携わるようになり、道内外のチーズイベントに出没。
道産チーズのミニ講座や物書きとしても活動中。
JR北海道の車内誌『THE JR Hokkaido』の〈道産子のお気に入り〉ページにて、北海道の食にまつわる場所を紹介するコラムを執筆。2018年5月〜2020年3月まで、全12回。

CONTENTS

CATEGORY