ロックフォールは2千年以上もの歴史を誇り、フランス最高峰のブルーチーズとして世界的に有名です。
14世紀、ロックフォール村一帯は「作物に恵まれない土地」としてシャルル6世によって保護され、洞窟をチーズの熟成場所として指定しました。
自然にできた石灰岩の洞窟の中には“フルリーヌ”と呼ばれる湿った風が通り抜け、一定の湿度と温度(7〜8℃)に保つ役目を果たしています。
ロックフォールを製造している7社のうち、最大手のソシエテ社が全生産量の60%、家族経営のカルル社はわずか1%のシェアしかありません。
カルル社は現在でも職人たちが伝統的な技法にのっとり、全て手作業で行っています。
青カビの刺激のシャープさに加え、ミルクの風味もしっかりと感じられる極上の美味しさです。