【日本ワインコンクール2024 銀賞受賞】
北海道余市町木村農園産のピノノワールのセニエ製法で抽出した果汁をフレンチオーク樽で発酵させました。サーモンピンクの鮮やかな色調に、ピノノワールの果実味と北海道らしい酸味が調和したフレッシュでピュアな味わいが特徴の辛口のロゼワインです。2024年は2023年と同様に熟度が高くボリューム感のある仕上がりになっています。
千歳ワイナリーとは?
千歳ワイナリーは、山梨県勝沼の名門「グレイスワイン(中央葡萄酒)」の北海道拠点として1988年に誕生しました。設立の目的は、千歳市の特産品であるハスカップを用いたワインを醸造するためでした。
ハスカップワインから始まった千歳ワイナリーですが、三澤 茂計(みさわ しげかず)社長には「北海道の冷涼な気候なら、世界に通用するピノノワールが造れるはずだ」という強い信念がありました。
1990年代初頭、余市町の木村農園がピノノワールの栽培に成功したことを機に、1995年から本格的なブドウワインの醸造がスタートしました。これが、現在高く評価されている「北ワイン」シリーズの原点です。
この当時、日本では、「ピノノワールは栽培が極めて難しく、北海道のような寒冷地でも高品質なワイン造りは不可能」というのが業界の常識でした。
多くのワイナリーは、確実に収穫が見込めるドイツ系品種(ケルナーなど)や耐寒性のある品種に注力しており、未知数だったピノノワールに手を挙げる造り手はほとんどいませんでした。
せっかく栽培に成功した木村農園のピノノワールですが、1990年代当時は「千歳ワイナリーだけがその価値と可能性を信じ抜いていた」という状態でした。
その後、千歳ワイナリーが造る「北ワイン ピノ・ノワール」が国内外で高く評価されるようになり、風向きが変わります。
木村農園のピノノワールに魅せられた栃木県「ココ・ファーム・ワイナリー」が参入、2000年代以降、ドメーヌ・タカヒコなどの個人ワイナリーが次々と余市に参入するきっかけとなりました。
千歳ワイナリーの成功が現在の「ワインの聖地・余市」を作り上げる先駆けだったと言えます。
現在、山梨の中央葡萄酒は茂計氏が引き続き代表を務める一方で、千歳ワイナリー(北海道中央葡萄酒)は長男の三澤 計史(みさわ けいじ)氏が代表取締役社長として独立した経営を担い、確かな技術で北海道らしい気品あるワインを生み出し続けています。
昭和30年代に建設された石蔵(穀物倉庫)を改修して使用しており、年間を通して安定した涼しい環境でワインを熟成させています。
創業の原点である「ハスカップワイン」も大切に守り続け、高級路線だけでなく、地元に愛される特産品としてのワイナリーの顔も大切にしています。
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